陸自オスプレイ事故機を与那国から搬出 約2カ月ぶり、木更津へ
陸上自衛隊は19日、沖縄県与那国町の陸上自衛隊与那国駐屯地で事故を起こしたV22オスプレイを駐屯地から搬出した。千葉県の木更津駐屯地へ海上輸送され、到着は来年1月になる予定という。 陸自によると、この日は事故機を港に搬送するため、午前11時すぎから一時、島内の公道を約1キロに渡り通行止めにした。海上輸送は民間船舶会社が担い、契約額は2.2億円という。 事故は、日米が共同統合演習をしていた10月27日に発生。オスプレイが離陸時にバランスを崩し、左翼の一部が地面に接触、損傷した。陸自は全国で同型機の飛行を見合わせ、11月中旬にエンジン出力を上げるスイッチの入れ忘れが原因とする調査結果を公表して飛行を再開。だが、米国で起きたトラブルで米空軍オスプレイに機材の故障が見つかったことを受け、今月10日から再び飛行を見合わせている。(棚橋咲月)
朝日新聞社