世界4位パオリーニ 最終戦で初白星「どうなるか分からなかった」<女子テニス>
WTAファイナルズ・リヤド
女子テニスのWTAファイナルズ・リヤド(サウジアラビア/リヤド、ハード)は大会初日となった2日、シングルスパープルグループの第1戦が行われ、第4シードのJ・パオリーニ(イタリア)が第5シードのE・ルバキナ(カザフスタン)を7-6 (7-5), 6-4のストレートで下し、同大会初出場で初白星で飾った。 【錦織 圭 1回戦 1ポイント速報】 同大会は今季の獲得ポイントで上位8選手が出場するシーズン最後の大会。8選手が4名ずつに分かれ予選ラウンドロビンを戦い、各グループの上位2名が準決勝に駒を進める。 同大会初出場となる28歳で世界ランク4位のパオリーニは大会初日のシングルス2戦目に登場。 世界ランク5位のルバキナとの顔合わせとなったこの試合、第1セットは両者1度ずつブレークを許しタイブレークに突入。パオリーニは6-2から3ポイントを返されるも粘り強いプレーでミスを誘い挽回は許さず、4度目のセットポイントをものにして先行する。 続く第2セット、第7ゲームでブレークに成功したパオリーニは、安定したサービスゲームでルバキナにブレークを与えずそのまま第2セットをものにし、1時間44分で勝利を収めた。 女子テニス協会のWTAは公式サイトにパオリーニのコメントを掲載している。 「彼女は(全米オープン以来)プレーしていなかったので、どうなるか分からなかった。でも非常に良いサーブをしてくることは分かっていたので、特に自分のサービスゲームでは戦う準備ができていた。すべてのサービスゲームに集中し、スコアを近づけるチャンスがあれば、ブレークしようと自分に言い聞かせていた」 パオリーニは第2戦で第1シードのA・サバレンカと対戦する。サバレンカは同日に行われた第1戦で第7シードのジェン・チンウェン(中国)を6-3、6-4のストレートで下し1勝を挙げている。 【WTAファイナルズ・リヤドの組合せ】 ●パープルグループ サバレンカ 1勝 パオリーニ 1勝 ルバキナ 1敗 チンウェン 1敗 ●オレンジグループ I・シフィオンテク(ポーランド) C・ガウフ(アメリカ) J・ペグラ(アメリカ) B・クレチコバ(チェコ) ※クレチコバはウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)で優勝し、年間獲得ポイントで上位20位に入ったため出場。