眞島秀和主演で新感覚朗読劇『ROOM』をドラマ化、ホテルに集まった“訳ありの男たち”のコメディーサスペンス「面白い役をいただきました」
BS-TBSでは、朗読劇「ROOM」(新宿スペース・ゼロで5月26日[日]まで上演中)を「火曜ドラマ9」枠にてドラマ化することが決定した。8月27日(火)よりスタートするドラマ9「ROOM」(毎週火曜夜9:00-9:30、BS-TBS、BS-TBS 4Kで同時放送/全5話)の主演は、朗読劇にも出演している眞島秀和。ドラマでは、デビュー作が大ヒットするも、その後スランプに陥っている小説家・南条オサムを演じる。 【写真】不思議な世界観が目を引く朗読劇「ROOM」ビジュアル ■ホテルを舞台に繰り広げられる男たちの“群像劇” 同作は、朗読劇と同じ世界線で展開されながらも、テレビ版オリジナルの展開も描かれるワンシチュエーションドラマ。朗読劇は4つのオムニバスストーリーが展開されるが、ドラマでは、その中の一つの作品「缶詰」と関連付いており、他の作品に登場する人物もドラマに登場する。 リゾートホテルに集まる訳ありの男たちは、原稿の締切に苦しむ小説家、恋人とお忍び旅行の人気俳優、クレーム処理で仕事を辞めたいサラリーマン、部屋で人質を監禁する誘拐犯の4人。赤の他人だった男たちがホテルを舞台に繰り広げる、2泊3日のコメディー・サスペンスだ。 ■脚本は鬼才・木下半太が担当! また、ドラマの脚本を務めるのは、朗読劇でも作・演出を手掛ける、鬼才・木下半太。木下は、2006年「悪夢のエレベーター」で作家デビュー。悪夢シリーズの小説は、累計80万部を突破し、ドラマの他にも、数々の小説・舞台・映像・漫画原作などに携わっているクリエイター。 ■眞島秀和 コメント ホテルで缶詰になる作家、締切に追われるという経験はありませんが、面白い役をいただきました。クセのある人物達の群像劇、ジャンルとしては「コメディー・サスペンス」ということなので、どんな展開になるのか撮影が楽しみです。火曜ドラマ9「ROOM」、よろしくお願いします! ■木下半太 コメント 作家にとって締め切りというのは地獄なのです。大げさでも何でもなく、こんなに苦しい仕事があるのかとのたうち回ります。締め切りが終わったあとはコロリと忘れて次の締め切りでまたどえらいことになるのですが。 本気でヤバい締め切りのときはホテルで缶詰をして逃げ場をなくします。自ら牢獄に飛び込むようなもので、つくづく作家はドMでないと務まらないと思います。 ホテルを訪れる四人の宿泊客たち。各々に悩みや後悔があり人生に葛藤しています。出会うはずのなかった彼らが偶然というアクシデントでぶつかり合い、何かを見つけます。彼らの人生を覗き見るようなコメディー・サスペンスを目指しました。2泊3日の奇跡のドラマをぜひ目撃してください。 ■有我健プロデューサー コメント 朗読劇ROOMを鑑賞し、すっかり木下半太ワールドに魅了されました。笑いあり!感動あり!意外性あり!好評を博した朗読劇を発展させ、そこに名優・眞島秀和さんが加わっていただくことが実現し、もう映像化には期待感しかありません。ワンシチュエーションでテンポよく進むコメディをぜひご覧ください。 ■ドラマ「ROOM」あらすじ 都心から特急電車で約2時間、一年を通じて観光客でにぎわうリゾートホテル。目の前にはビーチが広がり、近くには観光スポットの数々。宿泊客は子ども連れの家族や夫婦、恋人同士、友人同士など、思い思いの時間を過ごしている。 ある初夏の夕方、チェックインのために男たちがフロントに並んでいる。南条オサム(眞島秀和)、夏木仁、氷室鈴郎、青山欣一。彼らは他人同士であり、これといった会話もなく、横並びの部屋へとそれぞれ入っていく。服装からは、ただの観光客のように見えない人物もいて、どうやらそれぞれ事情がありそう。 南条オサムは、デビュー作が大ヒットした小説家。期待のかかる二作目以降は全く売れず、執筆に行き詰まり、編集者から逃げるように、ホテルで缶詰めになり書き上げようとやって来た。 しかし、一向に筆が進まずダラダラ過ごしていると、突然知らない番号からの着信。見ず知らずの相手から「今から死にます」と自殺をほのめかされ、必死に説得を始める。