高校生ランナー精鋭集結へ 全国男子駅伝(19日・広島市) 実力伯仲、MVPの行方は
19日号砲の天皇杯第30回全国都道府県対抗男子駅伝競走大会(全国男子駅伝、ひろしま男子駅伝=日本陸連主催、中国新聞社、NHK共催)は、全国高校駅伝で競い合った精鋭が集結する。ことしは実力伯仲の様相で高校生MVPの行方は果たして―。 【全チーム紹介】全国男子駅伝(ひろしま男子駅伝)2025 同駅伝のエース区間1区(10キロ)で圧倒的な力を見せつけた。 日本人最高タイムの区間新で駆け抜けた鈴木琉胤(るい)(千葉・八千代松陰)は「持ちタイムがどうであれ、絶対勝つのがスタイル。一人でも集団でも自分で引いて、タイムを出す力強い走りを見てほしい」と意気込む。 5000メートル13分39秒85は出場高校生のランキング3位で、3人いる13分30秒台の一人だ。1年時から千葉で出場。「1区であれ、5区であれ、区間新を出して千葉に貢献したい」と高校集大成の舞台に強い決意で臨む。 雪辱の舞台となるのは同ランキング1位(13分31秒62)の浜口大和(長野・佐久長聖)。鈴木不在だった昨年10月の国民スポーツ大会5000メートル少年A決勝を制した。優勝した全国高校駅伝は1区4位に甘んじ、「都大路と同じ全国舞台で悔しい気持ちを晴らしたい。優勝しているからこそチームに勢いを乗せられる」。世代最速の実力を発揮できるか。
中国新聞社