<万里一空・彦根総合23センバツ>選手紹介/21止 /滋賀
◇洞察力に優れる 峯優太選手(1年) 捕手として、打者の様子を見ながら場面ごとに的確な配球を考えて投手を引っ張る。ワンバウンドを捕るブロッキングが苦手で、特訓の日々だ。 常に堂々としていて、声がよく通る。周囲をしっかり観察できる洞察力も捕手向きだ。最も大事にしているのは投手とのコミュニケーション。毎日、練習が終わると「今日は(調子)どうだった?」と尋ねることを決めている。投手からの信頼が厚い森田櫂捕手(2年)に近づけるよう、努力を重ねる。 ◇元球児の兄慕う 山崎生武斗(いぶと)選手(1年) バットが前に突っ込まないように気を付けながら、タイミング良くバットを振り出して長打を放つ一塁手。 元気な性格だが、部活を長期間休む友人を心配して連絡を取るなど、気配りができる。 「お兄ちゃんがいなかったら野球を続けていない」というほど、4歳上で元球児の兄を慕う。彦根総合に入学したのも、宮崎裕也監督の絶大なファンである兄から後押しされたからだ。「全力を発揮して来い」という兄からのエールを胸に甲子園に臨む。 ◇家族に恩返しを 山部雄大選手(1年) 落差がある縦のカーブを武器にする右腕。持ち味が出せるよう、手首や下半身を強化する。 明るくてフレンドリーな性格。昔からドラえもんが大好きで、寮でアニメを見るのが楽しみの一つ。 寮生だが、父が弁当を持ってきてくれたり、試合前に実家に戻ると母がカレーを作ってくれたりする。小学生の弟も練習試合の応援に来て、スタンドのボール拾いを手伝ってくれる。家族の支えに感謝し、「甲子園で恩返しがしたい」。=おわり