清原博弁護士、「グッド!モーニング」で「銀行詐欺容疑で訴追」水原一平容疑者の量刑を解説「司法取引が成立しても禁錮10年ぐらい」
テレビ朝日系の情報番組「グッド!モーニング」(月~金曜・午前4時55分。土曜・午前6時)は12日、米司法省が11日(日本時間・12日)、銀行詐欺容疑で大リーグ、ドジャースの大谷翔平の元通訳、水原一平容疑者(39)を訴追したことを報じた。 違法賭博の借金を返済するため、大谷の口座から胴元側に1600万ドル(約24億5000万円)以上を不正に送金したとしている。大谷は送金を知らず、許可もしていないとして被害者に当たると指摘した。 司法省によると、水原容疑者は送金のため、大谷を装って銀行に電話した疑いがある。近くロサンゼルスの連邦地裁に出廷する見通しという。大谷は送金や違法賭博について関知していなかったことを示す証拠として、携帯電話を提出した。 水原容疑者が正式に起訴され、有罪評決が出れば、最高で禁錮30年が科される可能性がある。 司法省によると、水原容疑者は2021年9月に違法スポーツ賭博を始めた。送金したのは21年11月から24年1月まで。 水原容疑者は18年、大谷選手と共に西部アリゾナ州の銀行支店を訪れ、口座開設を手伝った。大谷の野球選手としての収入はこの口座に入金されていた。 番組には、カリフォルニア州弁護士資格を持つ清原博弁護士が電話出演。番組では現地メディア記者の話として「水原氏が『司法取引』に応じたことによって、禁錮6年から10年ぐらいになる関係者の見立てが情報として入っている」と伝えたが、清原氏は量刑について「もし司法取引などがなければこの金額ですから量刑としては禁錮刑15年から20年ぐらいの間で実刑になると思います。ただ司法取引をすれば確かに刑が軽くなる可能性はあります。しかし今、連邦検察官はかなり強気でして司法取引に応じない、あるいは応じたとしてもそんなに罪を軽くしないという形になるので、例え司法取引が成立しても恐らく禁錮10年ぐらいはなるだろうと思います」と解説した。
報知新聞社