【MLB】 クロフォード好投でレッドソックス勝利 吉田は今季2度目の3安打 6月の好調そのままにプレーオフ圏内に肉薄
【レッドソックス8-3マーリンズ】@ローンデポ・パーク
日本時間7月3日、レッドソックスは今日から始まった敵地ローンデポ・パークでのマーリンズ3連戦の初戦に勝利。先発カッター・クロフォードが好投で4勝目(7敗)を挙げ、打線も2桁安打を放つ、攻守噛み合った大勝だった。クロフォードは6回1失点無四球7奪三振の好投。打線もラファエル・デバースのタイムリーやセダン・ラファエラの9号3ランで序盤からリードを奪った。マーリンズは5失点を喫した先発バレンテ・ベローゾに1敗目が付いている。レッドソックスの吉田正尚は5打数3安打の大活躍だった。 【動画】レッドソックス・吉田正尚のタイムリー(MLB.comより) レッドソックスは初回、一死2・3塁から4番デバースが一塁手のミットを弾くライト前へのタイムリーを放ち、2点を先制。4回にも吉田らが演出した得点機を9番ラファエラが9号3ランで活かし、一挙に5対0のリードを奪った。先発クロフォードは5回にジェイク・バーガーに8号ソロを被弾した以外は危なげない内容。速球のゾーン投球割合が81%に上る積極的な投球が功を奏し、4先発連続のクオリティスタートをマークした。 レッドソックスはその後、7回にコナー・ウォンと吉田のタイムリーで2点を、8回にもジャレン・デュランの10号ソロで1点を追加。マーリンズ打線はヘスス・サンチェスの8号ソロなどで2点を返したが、反撃もそこまでだった。8対3で勝利したレッドソックスは45勝39敗にシーズン成績を改善させた。15勝10敗・勝率6割で終えた6月の好調そのままにワイルドカード圏内まで1ゲーム差(試合終了時)に肉薄している。 「6番・DH」でスタメン出場した吉田正尚は、今季2度目の3安打以上を放った試合となった。初回の第1打席はレフトへの安打、4回の第2打席でもライトへの安打を放ち、その後の3ランで得点した。6回の第3打席はファーストゴロ、7回二死1・2塁のチャンスで回ってきた第4打席はインコースへの変化球を巧みに捌いてセンター前に運び、7点目をもたらすタイムリーとなった。9回の第5打席は空振り三振に倒れたが、吉田は4月28日以来の“猛打賞”を達成。シーズン成績を打率.259、出塁率.329、OPS.677としている。