拾われても、止められても打ち続け 妻子の前で攻守に活躍の大砲
大砲が要所で本領を発揮した。今季初の2連勝を飾ったバレーボール男子SVリーグの広島サンダーズは、ロケがチーム最多の23得点で攻撃をけん引した。ブラジル出身の新外国人は「第2セットは落としてしまったが、3セット目から自分たちの形で勝てたのは大きい」とうなずいた。 【画像】入団会見で笑顔のロケ 拾われても止められても、打ち続けた。第3セットも、9―12から連続でスパイクを決めて追い上げムードを演出。最後も24―23からスパイクを決めた。「相手のブロックも良く、コースにもレシーバーが入られていた中で、工夫しながらできた」と振り返った。 攻撃専門のオポジットは守備でも光る。212センチの長身を生かしたブロックはもとより、体を投げ出すレシーブも随所で披露。「高さがある分、みんなみたいに反応するのは難しいかもしれないけど、拾う役割もあるので(ボールを)落とさないように心がけている」と少しだけ胸を張った。 妻と12日で2歳になる長男も訪れた一戦で、プレーヤー・オブ・ザ・マッチにも選ばれた。オフの4日は「家族とレストランに行って新しい日本食を試しにいこうかな」。英気を養い、次節のアウェーVC長野戦に向かう。
中国新聞社