「ザ・グローリー」「涙の女王」のパク・ソンフンさんが公式初来日!インタビュー&イベントリポート
●マリソルはソンフンさんと同世代の女性向けの媒体です。読者にメッセージがあればお願いします。 ー僕たちの年代、40代は、仕事でも安定期に入り、マンネリや落ち、なんだか胸に穴が空いてしまうような感じに襲われる時もあるかもしれません。僕の周りにもそういう方がよくいるんですよ。ただ、僕が好きな言葉があるのですが、「揺れている羅針盤は方向を見失わない」という言葉です。ですので、揺れ続けていると言うことは、前に進んでいると言うことだから、惑わされても心配しないで前に進んで欲しいです。 ●昨年の推しドラマが「誘拐の日」で、今年の推しドラマが「涙の女王」なので、ソンフンさんのこれからの出演作も気になります。次回作は? ーありがとうございます(日本語で)。次回作はまだ決めていなくて、今、慎重に選ぼうとしているところです。もう撮影が終わっている作品が、12月26日にNetflixで配信予定の「イカゲーム」シーズン2です。それから『熱帯夜(原題)』(ウ・ドファン、チャン・ドンゴン、ヘリらと共演のハードボイルド・アクション映画)という作品も撮り終えています。次は、ロマンスもの、ラブコメ、今までとちょっと違う、できるだけ柔らかい役をやりたいです(笑)
大興奮のファンミーティングの模様をリポート!
183センチの完璧なスタイルのパク・ソンフンさんが、白いオーバーサイズのスーツに身を包み舞台に登場すると、会場を埋め尽くしたファンの大歓声があがります。この日のために準備した玉置浩二の「メロディー」を緊張の中歌い終えると、ホッとして「もう家に帰ってもいいですか」とジョークも。 日本にはよく食が目的で来ているそうで、無類の麺好きなので、ラーメン、うどん、蕎麦を楽しみにしているのだそう。原宿のキャットストリートを散歩するのも好きとも。会場を埋めたファンの大多数は「ザ・グローリー~輝かしき復讐~」からの熱いファンでした。 視聴率49%を誇った2018年の「たった一人の私の味方」で、”国民の婿”と人気を得たソンフンさん。その頃からのファンももちろん多く、いくつかの出演作のエピソードも披露。「サイコパス ダイアリー」では鏡文字を習得しなくてはならなかったのが難しく、「ザ・グローリー~輝かしき復讐~」のエピソードでは、「襟元を長くした髪型は100%僕のアイデアでした。その方が悪い感じがするので」と。また、「涙の女王」のウンソン役は、レイヤーがたくさんある人物だったので難しかったとも打ち明けました。 日本通らしく、時折「全然大丈夫」「頑張ります!」「トイレはどこにありますか」「いらっしゃいませ」「ご馳走様でした」など日本語を挟み、軽快なトークも披露。なかでも、「涙の女王」のユン・ウンソン会長になりきってのトークコーナーは、ソンフンさんの演技力に圧倒され、「何見てる?」「2回言わせるな!」などノリノリな様子に爆笑! そして、本当はキム・スヒョン演じるヒョヌの人生を生きたかったと本音が見えたりで会場を笑いの渦で満たしました。 客席に降りて、ファンからの質問に答えるコーナーでは、好きなタイプの女性は「ユーモアのコードが合う人がいいです。最も重要視することです。冗談で言ったことがマジで受け止められたらバツが悪いじゃないですか」とも告白。また、「涙の女王」のキャストたちのグループトークがあるほど仲良しだそうですが、「7年ぶりの舞台『パンヤ』でしたが、誰も見に来ませんでした(笑)」など貴重なエピソードも。大学路での演劇「パンヤ」はユーチューブで観ることが出来るそうです。 最後に、ファンが事前に用意した応援映像や、歌に合わせて携帯のフラッシュライトを揺らすサプライズに「奇襲攻撃を受けたようです」と涙し、「涙の王子」に。「ひとりひとりに感謝の挨拶をしたいくらい感動しました、幸せな気持ちで帰国することができます」と、初めて近い距離でファンに会い、夢を叶えた実感が湧いたと感極まるソンフンさんでした。