大谷翔平、最新のMVP模擬投票で37票中28の1位票を集めトップ
大谷翔平が2試合連続で前人未到の『50-50』へ向けて前進した。ドジャースの主砲は現地9月9日(日本時間日)、本拠地ドジャースタジアムでのカブス戦に「1番・指名打者」でスタメン出場した。
この日はリードオフらしく、4打数2安打1四球のパフォーマンスで2得点をマークするも、試合はドジャース先発ウォーカー・ビューラーの攻略に成功したカブスが10-4で勝利した。なお、大谷は3回に二盗を決め、今季47盗塁として、『50-50』へ向けたカウントを46本塁打、47盗塁とした。
『MLB.com』が「オオタニとジャッジ、どちらがより歴史的なシーズンを送っているか?」というお題について、複数の識者がそれぞれの意見を開陳する趣向の記事を掲載したのは既報の通りだが、同サイトが現地9日付で発表した最新のMVP模擬投票では、順当にこの両者がそれぞれのリーグのトップに君臨している。
この結果に関する記事を投稿したブライアン・マーフィー記者は、ナショナル・リーグで、全37票中28の1位票を集めてトップとなった大谷について、「ジャッジとオオタニのどちらがより歴史的なシーズンを送っているのか?どちらを選んだとしても、間違いではない」と前置き。
その上で、「オオタニは日曜にドジャースがクリーブランドに勝利した試合で、450フィート(137.2m)のムーンショットを放ち、MLB史上初の『50-50』プレーヤーへまた一歩前進した」とした。
続けて、「これは彼のキャリアハイに並ぶ今季46号ホームランだった。2度のア・リーグMVP受賞者は、既に113得点、101打点でパーソナルベストを更新しており、これらは少なくとも、ナショナル・リーグで1位タイ以上の数字である」と指摘。
さらに「彼は長打率(.618)、OPS(.992)、そしてwRC+(169)でナ・リーグ首位に立っているが、これらは彼がトップに立っている幾つかのカテゴリーに過ぎない」と、MVP大本命の座を維持した要因を簡単にまとめている。