（写真：群馬テレビ）

脱税や環境汚染の原因となる不正軽油の流通を防ごうと、トラックなどの燃料抜き取り調査が、渋川市や太田市など県内３カ所で行われました。 この調査は、トラックなどの燃料となる軽油に灯油などを混ぜた「不正軽油」の流通を防ごうと、今月の「撲滅強化月間」に合わせて全国各地で一斉に行われたものです。県内では、渋川市と安中市、それに太田市の国道で実施され、このうち、渋川市内を走る国道１７号では、県の職員や警察官など１４人が、トラックを敷地内に誘導すると、タンクから燃料を抜き取りました。またドライバーから給油の時期や場所などについて聞き取りました。 県内では８３台の燃料を抜き取り、不正はなかったということです。不正軽油は、脱税のほか環境汚染や不正競争などの社会問題も引き起こすことから県では引き続き取り締まりを強化するとしています。