【阪神】中日と3時間48分激闘はドロー 梅野隆太郎「何とか粘ることができた」
阪神は12日の中日戦(バンテリン)を延長12回までもつれ込んだ3時間48分のロングゲームのすえ、2―2でドロー。5人の中継ぎ投手と、第3捕手の長坂以外の全ベンチ入り野手を投入した総力戦は、白黒つかぬまま終了した。 10日の広島戦(甲子園)の6回以降、19イニング連続無得点と沈黙していた虎打線だが、0―2の8回にようやく奮起。二死二、三塁から近本が放った二塁への内野安打の間に、2走者が生還。7回6安打2失点と孤軍奮投した先発・青柳の黒星を消した。 勝ち越しこそならなかったものの、桐敷―ゲラ―岩崎―加治屋―島本の救援5投手が残りのイニングをシャットアウト継投でつないでくれたことで、3連敗は免れた。 8回の守備から戦線に投入された梅野隆太郎捕手(32)も「ビジターゲームなのでサヨナラはあると思ったので。何とか粘ることができた」と試合後は投手陣の奮闘を称えた。 「ナイスゲームと言える試合だったか?」と問われた背番号2は「どうですかね。勝つことを目標にやってますけど、こうやってピッチャー陣が粘り強く投げてくれたので。また明日に向けて準備したい」と前を向いた。 チーム状態が万全でない中、難敵・中日を相手にもぎとったドロー。「勝てなかった試合」だったのか。「負けなかった試合」だったのか。答え合わせはもう少し先になるだろう。
東スポWEB