移籍か残留か…争奪戦必至のFA戦士(2)33S・防御率1点台のサウスポーは
プロ野球はオフシーズンに突入し、フリーエージェント(FA)移籍の話題が大きな注目を集めている。今年は計41人(国内21人・海外20人)が新たにFA権を取得。すでに松井裕樹(楽天)、山﨑福也(オリックス)らが行使を決断した。ここでは、FA宣言すれば争奪戦となりそうなFA権有資格者を紹介する。 【表】2023年プロ野球、FA権有資格者一覧(国内・海外)
田口麗斗
出身:広島県 投打:左投左打 身長/体重:171cm/83kg 生年月日:1995年9月14日 ドラフト:2013年ドラフト3位 今季から東京ヤクルトスワローズの守護神に定着した田口麗斗。ムードメーカーの役割も担っている田口だが、FAについては熟考する構えを見せている。 広島新庄で1年夏からベンチ入りを果たした田口。結果的に甲子園の土を踏むことはなかったものの、スカウトから潜在能力を高く評価され、ドラフト3位で読売ジャイアンツに入団した。 プロ入り後はその評価通り、高卒3年目に2桁10勝、翌2017年に13勝をマークするなど、先発ローテーションの一角として見事な活躍を見せた。 しかし、翌年以降は本来の投球を披露できないシーズンが続き、2021年にトレードでヤクルトに移籍。リリーフに転向した2022年は45試合登板で19ホールドポイント、防御率1.25という好成績を残した。 今季はクローザーとしてタイトル争いを繰り広げ、最終的に33セーブを挙げた。すでに球団は引き留めに入っているが、田口はFA権の行使も選択肢に入れている模様だ。
ベースボールチャンネル編集部