健大高崎、史上8校目の春夏連覇へ「進化した姿を見せたい」 群馬大会抽選会
第106回全国高校野球選手権大会(8月7日開幕、甲子園)の出場を懸けた群馬大会(7月6日開幕)の組み合わせ抽選会が14日、前橋市内で行われた。59チームが参加し、Aシードの健大高崎の初戦は7月13日、勢多農林―藤岡北の勝者との初戦に臨む。 今春の選抜大会で群馬県勢として初の優勝を果たした健大高崎は史上8校目の春夏連覇を目指す。主将の箱山遥人捕手(3年)が力強い表情で決意を語った。 「春夏連覇の権利は自分たちにしかない。1試合をやり切るつもりであれば負けることはないと思う」 春季大会では疲労を考慮し右腕の石垣、左腕の佐藤の二枚看板がベンチ外になるも貫禄を見せて優勝。選手層の厚さは健在だったが王者に緩みはない。健大高崎の代名詞である「機動破壊」に磨きをかけるため、0・1秒を削る走塁にこだわった。走り込みやスライディングの技術向上など基礎的な練習を積み重ね、チームの走力を上げた。成長を遂げたチームで挑む夏に向けて主将は「進化した姿を見せたい」と意気込んだ。 まずは2015年以来9年ぶり4度目の夏出場を目指す。高校通算31本塁打を誇る主将は「9イニング全員でやりきって1勝という積み重ねで優勝できたら」と語った。深紅の大優勝旗を手にするべく激戦を勝ち抜く。(児嶋基)