米海軍仕様のオスプレイ、沖縄・嘉手納基地で飛行再開 乗員8人死亡の墜落事故から半年ぶり
米軍は10日午後1時半過ぎから、沖縄県の嘉手納基地に駐機している海軍仕様の輸送機CMV22オスプレイの飛行を再開した。昨年11月29日に乗員8人が死亡した鹿児島県屋久島沖での墜落事故を受け、飛行を停止した昨年12月7日以来の運用となる。 【写真】嘉手納基地に飛来した大型無人偵察機MQ4C 駐機している3機のうち1機が嘉手納基地内にある海軍駐機場の誘導路で午後1時37分から同55分までホバリングした後、着陸した。同機はその後、午後2時54分に離陸して基地周辺を飛行後、午後3時3分に着陸した。テスト飛行したと見られる。 3機は外来機で、昨年10月に嘉手納へ飛来後、飛行停止措置で嘉手納に駐機していたとみられる。これまでエンジン調整やプロペラを回す様子などは確認されていたが、飛行はなかった。 米軍はことし3月8日にオスプレイの飛行停止措置を解除している。沖縄県内では米軍普天間飛行場所属の海兵隊MV22オスプレイは飛行を再開したが、嘉手納の海軍CMV22は飛行していなかった。