事故現場で呼びかけ

北海道釧路市の総合病院の駐車場で2023年10月17日、玄関から出て来た親子が車にひかれ、4歳の女の子が亡くなった事故から1年が経ちました。 車を運転していた当時78歳の男は、アクセルとブレーキを踏み間違え親子をはねて転倒させたうえ、気が動転して車をバックさせ、再び女の子をひいた過失運転致死傷の罪で禁錮1年8か月執行猶予3年の有罪判決を受けました。

黙とう

きょう(2024年10月17日)現場の病院前では、事故が起きた午前10時48分に警察や病院の職員らが黙とう。 事故を風化させたくないと、高齢の運転手や幼い子どもを連れた利用者らに注意を呼びかけました。

事故からちょうど１年…風化させない

警察は「ペダルの踏み間違いなどで事故を起こす高齢者は、車をぶつけたり、擦ったりする兆候がある場合が多い。本人や家族が気づいたら相談してほしい。サポートカーの利用や免許の返納などについてアドバイスしたい」としています。 約80キロ離れた弟子屈町から通院している70代の女性は、「車は絶対必要。車をぶつけた事はあるが人身事故はない。駐車場の出入り口などでは特に気をつけている」と話しました。

１０月１６日の事故

釧路市の別の病院では、きのう(10月16日)も85歳の男性が運転する車がペダルを踏み間違えて衝突し、受診していた女性患者2人がガラスで皮膚を切る事故が起きています。