大垣市の焼き鳥店で食中毒 カンピロバクターを検出
大垣市の焼き鳥店で11月15日に食事をした男性4人が腹痛や下痢などの症状を訴え、4日までに食中毒と断定されました。 瑞穂市内の住人から11月27日に「15日に大垣市の飲食店で食事をした複数の人が下痢などの症状を訴えた」と西濃保健所に連絡がありました。 西濃保健所によりますと、11月15日夜に大垣市波須の焼き鳥「福ちゃん」で食事をした7人のうち、21歳から37歳の男性4人が翌日から腹痛や下痢、発熱などの症状を訴え、2人が病院で診察を受けました。 患者の便からカンピロバクター属菌が検出されたことなどから、この店の食事を原因とする食中毒と断定し、4日から再発防止措置が取られるまでの営業禁止処分としました。 患者らはいずれも快方に向かっており、西濃保健所では引き続き従業員の検便や調理場の検査を行い原因を調べています。 カンピロバクターは、ニワトリやウシ、ブタなどの腸管内に生息していて、加熱が不十分な食肉やレバーなどの臓器を食べることにより人に感染します。感染すると、腸炎を発症し、発熱、吐き気、腹痛、下痢、血便などの症状を起こすとされています。 なお、今年の県内での食中毒は17件、患者数は477人となっています。