町営の温泉施設で基準値146倍のレジオネラ菌検出 保健所の抜き打ち検査で発覚 営業を停止 大分・玖珠町
大分県玖珠町にある町営の宿泊施設「三日月の滝公園」で、温泉施設から基準値の146倍となるレジオネラ菌が検出されました。温泉の営業は停止していて、これまでのところ健康被害の報告はないということです。 【写真を見る】町営の温泉施設で基準値146倍のレジオネラ菌検出 保健所の抜き打ち検査で発覚 営業を停止 大分・玖珠町 玖珠町によりますと、県西部保健所が抜き打ちで温泉施設の湯水を8月23日に採取し、9月3日に検査結果を報告しました。それによりますと、温泉の注ぎ口から基準値の146倍、浴槽の水から3倍のレジオネラ菌が検出されました。 このため玖珠町は、3日から温泉施設の営業を停止しています。8月15日以降、利用客がいなかったこともあり、これまでのところ、健康被害の報告はありません。 週に1回定期清掃することになっていましたが、8月15日以降、清掃は行っていなかったということです。 レジオネラ属菌に感染すると、発熱や筋肉痛などを引き起こし、急激に重症になって、死亡する場合もあります。 「三日月の滝公園」の温泉施設は循環式で、配管設備に何らかの問題がある可能性が高いとしています。玖珠町は早急に原因を究明し、施設の洗浄など対策に努め、安全が確認されれば営業を再開することにしています。
大分放送