FBの写真から居場所判明 事件後、行方くらませた27歳男逮捕 逮捕監禁致傷疑い 兵庫県警
兵庫県加西市で5月、ベトナム人の男性が車に監禁され負傷した事件で、県警国際捜査課と加西署などは10日、逮捕監禁致傷の疑いで、姫路市に住むベトナム国籍の解体作業員の男(27)を逮捕した。男は事件後、行方が分からなかったが、フェイスブックに自ら投稿した写真がきっかけで、居場所の特定につながった。 【写真】浮かんでは消えた「キツネ目の男」 グリコ・森永事件40年 逮捕容疑は、他のベトナム人の男らと共謀し、5月12日午後1時ごろ、加西市北条町の会社敷地内でベトナム人の男性(33)の背後から首を絞め、手錠をかけて乗用車に押し込むなどして顔などに約1週間のけがを負わせ、走行中の車内に約3分間、監禁した疑い。調べに「殴ったことは覚えていないが、引きずったことは覚えている」と話しているという。 同課によると、男は事件後、行方をくらませていたが、男のフェイスブックアカウントに海辺近くの解体現場の写真が投稿されているのを捜査員が発見。疑わしい場所を絞り込み、男がたつの市の解体現場で働いていることが判明した。 この事件では、既にベトナム人の男ら3人が逮捕監禁致傷容疑で逮捕されたが、いずれも不起訴処分(起訴猶予)となった。