【阪神】巨人の有望株に「見劣りすることはない」藤川球児監督期待の2年目外野手が紅白戦で決勝打
◆紅白戦 紅組1―2白組(16日・安芸市営) 阪神・藤川球児監督(44)が16日、来季3年目を迎える井坪陽生(ひなせ)外野手(19)を宿敵の有望株を引き合いに出して評価した。井坪は紅白戦の白組に「6番・中堅」で起用され、同点の5回2死二、三塁から中前へV打。指揮官は「巨人の浅野選手は同学年ですかね。プレーを見ていても見劣りすることはないと思っています」と目を細めた。 走攻守3拍子そろった原石で今季2軍では105試合に出場し、打率2割7分5厘。9日の紅白戦でも3番でスタメンに名を連ね、初回1死二塁で左翼線適時二塁打をマークした。巨人の浅野は今年1軍で40試合に出て満塁弾を放つなど存在感を発揮したが、「あまり人がどうこうはないです。自分が1軍で活躍できるように」と井坪。周りを意識せず、自身を磨いて同じ土俵に立つつもりだ。 藤川監督は能力の高さに、来シーズンの開幕1軍入りの可能性にまで言及した。「自分が采配をふるうにあたって布陣を組んだ時に必要かどうか。ポジションが3つある外野ですからね、可能性はあるかもしれない」。戦力の底上げに向け、浅野に負けじとスポットライトを浴びる姿を待ち望んでいる。(小松 真也)
報知新聞社