10月は“値上げラッシュ” 「うまい棒」12円→15円で…相次ぐ応援「20円でも」「企業努力すごい」【#みんなのギモン】
■医療用塗り薬は自己負担額がUP
加納解説委員 「薬も値上げします。第一三共ヘルスケアは、解熱鎮痛剤『ロキソニンS』など13品目を、10月1日出荷分から6%~19%値上げします。ロキソニンS(12錠)は現在の価格の713円から768円(希望小売価格)となります」 「原油や物流の費用上昇に伴い、原材料や包装資材などの価格が高騰していることが理由だといいます。また、医療用の保湿用塗り薬『ヒルドイド』は、厚生労働省が自己負担額を引き上げます」 「クリームタイプ100グラムは現在3割負担で555円ですが、10月から813円になります。これはコスト上昇などの理由ではなく、厚労省が価格の安い後発薬のジェネリック医薬品の利用を促進するためです」 「この他にも、特許が切れた先発薬のうち、販売から数年たっているものや、ジェネリックへの置き換えが進んでいるものについては、先発薬を使う場合の患者の自己負担額が引き上げられます」 鈴江アナウンサー 「私の子どもは肌が弱く、ヒルドイドはよくお世話になりますが、値上げによって本当に必要としている人が手を出しづらくなることが懸念されます。一方で、薬全体のお金、社会保障費がどんどん膨れ上がっている中で必要な値上げは致し方ないのかなと思います」 森アナウンサー 「ジェネリックも中身は同じわけですからね。安いものを使って皆さんの負担分を少しでも減らしていこうということですね」
■2019年以降4回目…火災保険も
加納解説委員 「東京海上日動、損保ジャパン、三井住友海上、あいおいニッセイ同和損保の損害保険大手4社は10月から、住宅向けの火災保険料を全国平均で10%程度引き上げます」 「理由は、相次ぐ自然災害や建物の老朽化、物価高騰に伴う住宅の修理価格の上昇などで、保険会社の支払い額が増えているためです。大手損害保険会社4社の住宅向け火災保険値上げは、2019年以降、4回目です」 「この秋も様々な値上げの波が押し寄せますが、出すものと控えるものを上手に選別して、家計への影響を最小限に抑えたいものです」 (2024年9月25日午後4時半ごろ放送 news every.「#みんなのギモン」より)
【みんなのギモン】 身の回りの「怒り」や「ギモン」「不正」や「不祥事」。寄せられた情報などをもとに、日本テレビ報道局が「みんなのギモン」に応えるべく調査・取材してお伝えします。(日テレ調査報道プロジェクト)