中村敬斗（2024年6月撮影）

　サッカー日本代表が12日、次戦のオーストラリア戦（15日午後7時35分、埼玉スタジアム）に向けて千葉県内で練習を開始した。MF中村敬斗（24＝スタッド・ランス）は所属クラブで4試合連続得点中の勢いを持ちこみ、スーパーサブとしての期待が高まっている。 　ワールドカップ（W杯）北中米大会アジア最終予選では先発出場がなく、バーレーン戦、サウジアラビア戦と後半途中出場が続く。それでも限られた時間の中で決定的な場面を作っている。 　「やっぱり同じポジションにいる選手のレベルが高いので、そういう中で出場時間が限られるのは理解している。自分が出た時に結果だったり、チームのために何ができればいいのかなと思っているので。別に代表で途中出場することには何も思っていないです」 　バーレーン戦では約40メートルのスーパースルーパスから抜け出す場面があったように、久保建英とのあうんの呼吸が光る。 　「久保選手が持ったらいいパスが出てくるのは間違いないので、持ったらオフサイドにならないように前に抜けていくのは意識しています」 　左のウイングバック、そしてサウジアラビア戦ではシャドーでもプレーしたように、サイドからの突破、カットインからの強烈なシュートで相手チームに脅威を与える。 　「まず代表に呼ばれていることはうれしく思いますし、でもそれだけでは満足できないってのもあるので、試合に出た時に何かを残したい。次出たら点を取れるように、チームが勝てるように頑張りたいです」 　先発メンバーが固まりつつある中で、スタッド・ランスで4戦連発と勢い止まらぬ中村が日本のスーパーサブとして待ち構える。