「神秘的で心が洗われる」氷灯ろうで輝く炎 冬本番を迎えた温泉の風物詩が訪れた人たちを魅了
長野県上田市の鹿教湯温泉で27日、冬の風物詩「氷灯ろう夢祈願」が始まった。温泉街から渓谷に架かる「五台橋」を経て、県宝「文殊堂」へと続く道沿いに氷で作った灯ろう約200個が並ぶ。中でともしたろうそくの火が氷を輝かせ、訪れる人を魅了している。 【写真】氷で作った灯ろう。ともしたろうそくの火で輝いている
鹿教湯温泉観光協会が年末年始に開き、27回目。午後4時半、来賓の市議や一般の観光客らが棒の先に付けた火をろうそくにともしていった。このイベントに合わせて、夫と3年連続で来ているという神奈川県厚木市のパート女性(63)は「神秘的で心が洗われる感じがする」と見入っていた。
来年1月31日まで(荒天中止)。毎日午後4時半の点灯時には、一般の人も火を付ける作業を体験できる。同協会は1月11日~2月16日の土、日曜と同月14日、透明なテント内でこたつに入りながら鍋などを有料で楽しめる「こたつバル」も同温泉の湯端通り沿いで予定している。