DeNA石田健大（左）と筒香嘉智（2016年撮影）

＜イースタン・リーグ：DeNA5－1巨人＞◇20日◇横須賀 　DeNA石田健大投手（31）が7回1失点の好投で1学年先輩の筒香嘉智外野手（32）の復帰戦に花を添えた。 　米挑戦前から同僚として尊敬してきた筒香の復帰に「前に横浜にいる時からいろいろと話をさせてもらってましたし、戻ってきてからもまだ4日ぐらいですけど、いい話ばっかり聞けている。チームにとってもプラスなことだろうと思いますし、知識の量もえげつないぐらいある方。僕から積極的に聞いていけたらなと思ってます」と歓迎した。 　筒香との会話は自然と熱を帯びる。「優勝するための行動をする人を1人ずつでも増やさないといけない。優勝するための集団を作らないといけない」と熱い「優勝」への思いを言葉の節々から感じ取った。「今まで筒香さんを見たことない選手はこれからの野球人生においてプラスなことだと思うし、自分がうまくなるために、自分が野球に対しての考え方っていうところをもっともっと直接聞きにいってほしいなと思います」と若手の積極的な姿勢を推奨。面識がない選手との橋渡し役についても「それは本当にしたいなと思います」とチームのために、引き受ける姿勢を示した。 　筒香の熱い言葉に奮い立つように7回1失点と好投。前回登板の12日の同リーグヤクルト戦（横須賀）でも5回無失点と好投しており、今季初の1軍登板に向けてアピールに成功した。昨オフ、FA権を行使しながら残留を決断した左腕は「結果も出しながらしっかり攻める投球、上で通用すると思われるような投球を続けていかないといけない」と引き締めた。