「包まない餃子」はフォロワーさんからのリクエストから生まれた!「およね 爆速レシピクリエイター」さん
今はSNSでだれでも情報を発信できる時代。あなたが知りたかった情報は、誰かがもうネットの海で発信しているかも。本特集は、ミモレ編集部から「新たな視点を得ることができる」「癒しになる」「知らない世界のリアルがわかる」情報をSNSで発信し、密かにバズっている人=「バズり人(びと)」さんのSNSアカウントをご紹介します。 【写真】一番人気のフライパンビビンバや一気に三品作れる技も!「爆速レシピ」の投稿をまとめて見る 今回は、Instagramで、「爆速レシピ」を日々投稿し、3月に二冊目のレシピ本『やったもの勝ち!およね式手間どろぼうレシピ』を出版した「およね 爆速レシピクリエイター」さんにインタビューしました。およねさんは二児のワーママとして、「食べる人も作る人も幸せになる」時短で作れて美味しいレシピを次々Instagramに投稿して、一躍話題の人になりました。
「忙しいけれど、ちゃんとした自炊の食事を家族に食べさせたい」という思いでレシピを作っています
――Instagramを始めたきっかけについて教えていただきたいです。 およねさん:2021年12月にインスタをスタートしたんですが、この2021年というのが私と家族にとって試練の年というか、大変な年だったんです。一つは、長女が小学校に上がって、「小一の壁」のような感じでなかなか学校に行きたがらないという問題を抱えていて、私も娘のサポートでストレスがありました。もう一つは、2021年の秋頃に夫が適応障害になり働けなくなってしまって、急に無職になってしまったんです。 その頃の私は娘が小学校に上がるということで、かなり仕事をセーブした働き方だったので、時間だけはたっぷりあったんです。なので、無職になった夫とたくさん散歩をしたり、今後の生き方についてなどたくさん話をしました。その時「もうちょっと自分たちを大事にしていこうよ」という結論になったんです。 それまでは夫も仕事と出世にすごく囚われているタイプでしたし、私自身も「ちゃんとした母親じゃなきゃ」と思いながら、いろんなしがらみの中で生きていたので、夫婦で頑張っていたはずなのに、誰も幸せじゃない、というような状況になっていました。 そこから脱して、もっと自分たちが好きなことや、楽しいと思えることをする時間を強制的にでも作っていこうよ、という話になり、夫は服が好きだったので、服についての発信をするSNSをはじめ、私は料理が好きなので、料理についてSNSで発信していこう、とスタートしたのがきっかけでした。 夫はその後、働けるようになり、今はまたサラリーマンをしています。そして私は、SNSでの活動がメインになりました。 ―― 2021年が本当に転機の年になったんですね。日々どのようなポイントでレシピを考えていらっしゃるんでしょうか。 およねさん:レシピを考える時には、忙しいけれど、ちゃんとした自炊の食事を家族に食べさせたいという私のような人に向けて、レシピを発信しようと決めています。 私は今37歳で、SNSでの発信を始めた時には35歳くらいだったのですが、その少し前までフルタイムの正社員で時短勤務で働いていて、週五日働きながら育児もしつつという生活をしていたのでとにかくバタバタ忙しかったんです。 でも、毎日冷凍食品やお惣菜を使うというのは経済的にも無理だし、自分で作ったご飯を子どもに食べさせたいし、それも割とちゃんとしたものを作りたいという思いがあったんです。 なので、「とにかく時短で作れること」や「洗い物が少ない」というポイントや、こうやって料理の工程を省いて、楽していいんだよ、というところを意識してレシピを考えています。