バイデン氏とトランプ氏が13日に会談へ ホワイトハウスで
米ホワイトハウスは9日、バイデン大統領とトランプ次期大統領が13日に会談すると発表した。トランプ氏が大統領選で当選を確実にしたことを受け、バイデン氏は「平和的な政権移行」に取り組むと強調し、トランプ氏をホワイトハウスに招待するとしていた。 発表によると、両氏は13日午前11時、ホワイトハウスの大統領執務室(オーバルオフィス)で会談する。今後の政権移行などについて話し合うとみられる。 サリバン米大統領補佐官は10日、会談では「欧州やアジア、中東で起きていることを含め、内外の重要事項について話す」と述べた。ウクライナを支援する重要性も伝えることになりそうだ。 バイデン氏は7日の演説で国民に向けて「誰に投票したかに関係なく、互いを敵ではなく仲間の米国人だと見てほしい」などと融和を呼びかけていた。 米国では大統領選後、現職の大統領が次期大統領をホワイトハウスに招いて会談することが慣例となってきた。だが2020年の前回選後は、敗れた当時の現職だったトランプ氏はバイデン氏を招かなかった。【ワシントン松井聡】