21歳ルーネ、ムラトグルーコーチと別れ 約2年で2度目の“破局”「いつまでも親友」＜男子テニス＞
コーチ関係に終止符
男子テニスで世界ランク17位のH・ルーネ（デンマーク）は29日にSNSを更新。今年2月から再タッグを組んでいたコーチのパトリック・ムラトグルーとのコーチ関係を終了したと発表した。 【一覧】パリオリンピック テニス 全種目ドロー 今年4月に21歳となったルーネは現在手首の負傷でツアーを離脱。パリオリンピック（フランス/パリ、レッドクレー）にも参戦予定だったが、同箇所のけがで欠場していた。 そのルーネは過去、2022年10月からムラトグルーを招へいしコーチに。その年の11月にはロレックス・パリ・マスターズ（フランス/パリ、室内ハード、ATP1000）を制覇し世界ランクもトップ10に浮上し、トップ選手の仲間入りを果たした。 ムラトグルーは2023年に入り1度チームを離れたが、今年2月に再度チームを結成。元世界ランク41位のK・カールセン（デンマーク）とともにルーネを支えていた。 しかし今回ルーネはムラトグルーとのコーチ関係終了を発表。約2年で2度目となるが、カールセンは引き続きチームに残ることとなった。 SNSでルーネは「パトリックとはいい話し合いができました。彼はいつまでも親友だけど、今のところ、僕にとってベストなのはすべての練習とトーナメントに同席してくれるケネスと続けることです。いつもお世話になっているムラトグルー・アカデミーとの関係は何も変わりません。健康で、また調子を取り戻せることを楽しみにしています」と投稿。 これに対しムラトグルーもSNSでチームを離れることを報告した。 「ホルガー（ルーネ）と私は別れることにした。この決断はお互いに下したもので、ホルガーは今、異なるアプローチから恩恵を受けると信じているからです。彼は計り知れないポテンシャルと強いキャラクターを持った類まれな選手。彼と一緒に仕事ができたことは光栄だったし、彼が今後もキャリアで大きな成功を収めることは間違いない。私は彼の最大のサポーターであり続けるだろう。ムラトグルー・チームは、彼の成長を支援するため、引き続きフル稼働し、尽力する。ホルガーの今後の活躍を祈っています」 ルーネは今季、マッチ27勝15敗。ツアー制覇こそ無いものの、1月のブリスベン国際（オーストラリア/メルボルン、ハード、ATP250）で準優勝、2月の南フランス・オープン（フランス/モンペリエ、室内ハード、ATP250）とアビエルト・メキシカーノ・テルセル・HSBC（メキシコ/アカプルコ、ハード、ATP500）でベスト4、3月のBNPパリバ・オープン（アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000）でベスト8、全仏オープン（フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム）とウィンブルドン（イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム）でもベスト16進出など安定した成績を残している。
