中日・中田 母の前で決勝二塁打「育ててもらった恩もある。感謝しています」地元広島で躍動
◇セ・リーグ 中日4-0広島(2024年5月11日 マツダ) 中日・中田が地元で輝きを放った。決勝2点二塁打を放ちチームの連敗を3で止めた。 「無心。打てると思った球は積極的にいこうと思っていた」。0―0の6回2死一、二塁。2ボール1ストライクからの4球目、九里の142キロ直球を強振し、左中間フェンス上部に、ぶち当てた。 広島市出身。巨人時代だった昨年8月6日の広島戦で平成生まれの選手では初の通算300本塁打を放った縁深い球場だ。 「母親は広島で試合がある日は毎回来てくれる。今日も来ている。育ててもらった恩もある。感謝しています」。12日の「母の日」を前に、母の目の前で最高のプレゼントを贈った。チームも5位に再浮上。「苦しい時期は絶対あるし、取り返せる時期も絶対くる」。頼れる主砲が逆襲のキーマンだ。(湯澤 涼)