コリン・モリカワが高地対策で”高スピン”ボール
◇米国男子プレーオフ第2戦◇BMW選手権 初日(22日)◇キャッスルパインズGC(コロラド州)◇8130yd(パー72) 【画像】寒さに耐えながら"ダブルグッド" 大里桃子 プレーオフ第2戦「BMW選手権」の開催コースであるキャッスルパインズGCは、海抜1900mにある。高地特有の空気の薄さで通常よりボールが飛ぶため、ショットには最大飛距離より精度の高さが求められる。 フェデックスカップポイントランキング4位のコリン・モリカワは月曜の練習ラウンドでショットにコントロールを欠いていることに気付き、飛びすぎだけでなく、弾道自体に満足していなかった。
そこでボールの変更を決断した。一般的にスピン量が多いほど弾道が高くなりコントロールの精度を高めることができるため、これまで使っていた“低スピンモデル”のテーラーメイドTP5xから、キャリア序盤の4年間使用していた”高スピンモデル”のTP5にチェンジした。 彼はドライビングレンジで「TP5xは完璧に僕のウィンドウ(狙いとする打ち出しの枠)に合致していた。今週は6,000フィートの高さにいて標高にかなりの違いがあるため、ここでいつものボールを使って低スピンのショットを打つと理想の弾道にならない。それで、スピン量の多いボール(TP5)へ戻すことを決めた。しばらく使っていたことがあるので、変化にはなるけれど、安心できるものになると思っている。 またボールのスピン量の差で、グリーン周りのパフォーマンスに影響はないのか、と問われたことに対して「どちらのボールもかなり似たような感じなので、心配ない。どちらも、グリーン周りではスピンが効くし、ウェッジでのスピン量も、芝から出てくる感じもかなりいい。TP5と比べてXボールが違うのは、打ち出しの角度。Xの方が、少し打ち出し角が高く、それは良いことなのだけど、スピン量もなければならないので、そのバランスをどうしようか考えているところなんだ」と語った。 モリカワは初日を1イーグル2バーディ、2ボギー「70」の2アンダー10位タイで終えている。 (協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)