ヨネックス「EZONE GT Type-S」ドライバーを試打! 癸生川プロが「ガチで使用したい」と唸った性能とは?【ガチ試打計測・動画あり】
芯を外した時の寛容性を検証①トウヒット
25ミリとかなりトウでヒットした球はドローがかかった。フェードバイアスのヘッドにしてこの結果に関して癸生川プロのコメントは、「先に当たるとこう(トウ側が押されてフェースが開く)なるけど、その印象が少ない。でも今のところに当たっても打った瞬間にそこまで嫌な感触というか、「ヤバい!」っていうような感じがないんですよね。右にすっぽ抜けるのも、うわ先っぽだと思ってバーンと引っ掛けるみたいな感じもないから、僕は良いと思いますね」。 この癸生川プロのコメントと試打結果をデータ面から検証してみよう。 ◆トウヒットの試打データ トラックマン4のデータ クラブスピード●43.0m/s ボール初速●63.6m/s 打ち出し角●10.0度 スピン量●2201rpm 降下角●23.7度 キャリー●208.5Y 飛距離●249.2Y 打ち出し方向●2.9度右 スピンアクシス●7.8度左 SIDE●1.4Y左 GCクワッドのデータ Hインパクト●25ミリヒール Vインパクト●4ミリ低 小島プロのデータ分析は、「2.9度右に飛び出してから7.8度の傾きで左に戻り、最終的にセンターから1.4ヤード右の地点にキャリーした、ちょっと強いドローかなと言う印象です。フェースのセンターで打った時のキャリーが222.1ヤードでトウだと208.5ヤードですから、14ヤードくらい落ちています。ただ、凄いと思うのは、ボールの初速がセンターヒットの時が62.7m/sで、トウヒットの時は63.6m/sで、変わらずむしろ伸びている。オフセンターヒットしても初速が変わらないというのは良いですよね」。
芯を外した時の寛容性を検証②ヒールヒット
23ミリヒールでヒットした打球は、かなりのフェードボールとなったが、癸生川プロはどういった印象を持ったのか。 「(打球が)凄い戻ってきたね(笑)、ギア効果満載の飛び方をしていた。かなりヒールに当たったので、それなり左に飛び出す感じはあってちょっとドキッとしたけど、でも打球を見たらこう上手く戻ってきたから、安心できたというか」 この癸生川プロのコメントと試打結果をデータ面から検証してみよう。 ◆ヒールヒットの試打データ トラックマン4のデータ クラブスピード●42.4m/s ボール初速●62.1m/s 打ち出し角●10.6度 スピン量●3639rpm 降下角●36.4度 キャリー●213.5Y 飛距離●234.7Y 打ち出し方向●6.7度左 スピンアクシス●11.5度右 SIDE●3.6Y左 GCクワッドのデータ Hインパクト●23ミリヒール Vインパクト●0ミリ低 小島プロのデータ分析は「ボールスピードが62.1m/sですから、かなりヒールに当たっているにもかかわらずセンターヒットの時の62.7m/sと比較して、ほぼ落ちていない。ヒールに当たってもボールスピードが落ちないのは、このクラブのフェース面のミスヒットの強さは感じますね。打ち出しは左に6.7度飛び出して、11.5度右に傾き、最終的にキャリーしたのがセンターから3.6ヤード左ですから、結果的にターゲットに対してズレが少ない飛び方になっている。ヒールヒットに関して、かなり寛容性もあると思います」。
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