ルフィ事件の実行役に無期懲役判決 「死刑を望む」被告 裁判長の言葉は?
ルフィ事件の実行役で自ら死刑を望んでいた永田陸人被告(23)。東京地裁立川支部は7日午後、無期懲役を言い渡しました。 【写真】裁判で涙 “ルフィ事件”実行役リーダー格の永田被告
■ルフィ事件の実行役に無期懲役判決
去年1月、東京・狛江市で起きた強盗事件。当時90歳の女性が暴行を受け死亡、高級時計などが奪われました。 その実行役のリーダー格とされる永田陸人被告。 ANNの接見に「死刑を望む」と話していました。 永田 陸人被告(23) (5日接見時) 「被害者遺族のため、目には目を歯には歯を。だから、死には死をなんですよ。生きている理由が分からない。なんで人を殺した自分が生きているのか、死で償いたい」 検察は無期懲役を求刑していた裁判。弁護側は社会での更生が望ましいとして有期刑を求めていました。 被告自ら死刑を望んでいた異例の裁判。7日午後、東京地裁立川支部は判決を言い渡しました。 判決から 「主文、被告人を無期懲役に処する」
■「死刑を望む」被告 裁判長の言葉は?
求刑通りの無期懲役を言い渡された永田被告。時折、裁判長の言葉にうなずき涙を見せ、その理由を聞いていました。 判決から 「被害者を足で蹴るなどの暴行を加える犯行態様は執拗で極めて残忍。突然、緊縛された被害者の恐怖や苦痛は想像を絶する。被告人が果たした役割は、実行役の中でもリーダーを務め自らの判断で指示する役割を担うようになった。致命的な暴行を自ら行い主導していて、実行役の中でも果たした責任は際立って重い。指示役に従っていただけではない」 そのうえで、裁判長は次のように語りかけました。 裁判長 「あなたがこの法廷で述べたように謝罪の気持ちがあるのなら、この重大な結果を忘れることなく、罪の深さ、償いとして何をすべきか、刑に服している間ずっと考え続けてほしいと思っています」
テレビ朝日