ビヨンセによる“カウボーイ・コア”がウエスタンウエア界に激震 「LV」効果でトレンド確実か
ピンタレスト(Pinterest)によると、“Cowgirl aesthetic”(カウガール風)のワード検索が過去12カ月で181%増加し、“Western outfit ideas”(ウエスタン衣装のアイデア)は166%、“Country glam outfit”(カントリーグラム風の衣装)は同期間に200%以上と急増した。
「ステットソン」マーケティング部門のタイラー・ソレンソン(Tyler Thoreson)=バイス・プレジデントは、「私たちの原動力となっている価値観、つまりアメリカン・クオリティーと時代を超越したスタイルへのこだわりは、その時々の流行を超越したものである。とはいえ、“カウボーイ・コア”のトレンドが、私たちのすばらしいストーリーをより多くの人々に伝えるチャンスを与えてくれるのであれば、とても喜ばしいことだ」と語った。
約400店舗を展開するウエスタン小売店のブート・バーン(Boot Barn)のイシャ・ニコル(Isha Nicole)=クリエイティブ・ディレクター兼マーケティング担当上級副社長は、今後、帽子だけでなく、ポロタイやケンタッキータイ、ウエスタンベルトのバックルなどの売り上げアップも予測している。
“カウボーイ・コア”は、「ディーゼル(DIESEL)」や「バルマン(BALMAIN)」「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」といったブランドが提案したことで、ここ数年のランウエイトレンドでもあった。今年1月には、ファレルによる「ルイ・ヴィトン」が2024-25年秋冬コレクションで“ラグジュアリー・ウエスタン”を打ち出し、話題となったばかり。ビヨンセから火が着いた“カウボーイ・コア”や、ファレルの「ルイ・ヴィトン」により、今年はさらにウエスタンブームの波が押し寄せそうだ。