ワサビ生産拡大を目指す 畑ワサビの初収穫 宮城・加美町
khb東日本放送
宮城県加美町で2022年から栽培されている畑ワサビが、初めて収穫されました。
加美町上多田川の氏家賢司さんは2022年から10アールの畑でワサビを栽培していて、19日に初めて収穫されました。 氏家さんが栽培するワサビは清流を利用する沢ワサビではなく、畑で育てる畑ワサビです。 2022年11月に植えたワサビは、2023年の猛暑の影響を受けることも無く順調に育ち60センチほどになりました。 国産ワサビは温暖化の影響で主力地域だった西日本での生産量が少なくなっていて、ピーク時から6割ほど減少しています。 このため、宮城県では比較的夏に涼しい加美町や大崎市などの山林をワサビの新たな産地にしようと2022年から試験栽培を始めていて、現在は生産者10人が8.2ヘクタールの畑で栽培しています。 生産者氏家賢司さん「収穫を迎えてうれしいですね。見た感じでこれならばやれるかなという感じを受けました」 収穫したワサビは20日に出荷され、名古屋市の工場で業務用のワサビに加工されるということです。
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