腸活で紫外線対策! 透明感ある肌を保つ秘訣とは?
「便秘すると肌が荒れる」とよく言われますが、感覚的に腸の調子が悪いと肌の調子が崩れることを体感している人も多いと思います。 実は、お肌も臓器の一種です。 外から化粧品を与えることももちろん大切ですが、肌の細胞自体を健康にしようと思えば、腸からアプローチすることが最も本質的です。 腸は、全身の臓器にいく栄養を蓄える土壌にあたるもの。 口にする食べ物が原料となって、腸内細菌によって分解されて、堆肥のような状態になります。それが、お通じですね。 植物を育てるにも、良い微生物で発酵した良い堆肥を土に混ぜると、よく育ちます。 逆に、腐敗を起こす微生物がいると、植物は枯れてしまいます。 人の腸と心身の関係も同じで、土壌の良し悪しで、全身の臓器の細胞の良し悪しが決まります。
腸内環境が悪いと肌はくすむ?
腸内環境が悪いと、なぜ肌の調子が悪くなるのでしょう。 それは、腸内で腐敗菌(いわゆる悪玉菌)が増えてしまい、腐敗菌が出す有害物質が皮膚まで届いて正常なターンオーバーを妨害するからです。 腐敗菌は、人間にとって有害なアンモニアやフェノール、p-クレゾール、硫化水素などの有害物質をつくります。 特にフェノールやp-クレゾールが身体に吸収され、血液を介して肌まで届くと、皮膚の表面を守る角質細胞の正常なターンオーバーを妨げて、トラブルを発生させることがわかっています。これがくすみやシミ、肌荒れの原因になってしまいます。 紫外線対策にも腸活を。 これからの紫外線の季節にも、ターンオーバーは重要です。 当然、UVケアをすることは重要ですが、完全に防ぎ切れるものではありません。 紫外線によってダメージを受けた肌細胞を新陳代謝によって新しい細胞にリニューアルしたり、蓄積したメラニン色素を排泄したりすることで、くすみやシミのない、透明感のある美しい肌を保つことができます。 さらにターンオーバーが乱れると、お肌の角質も分厚くなってしまい、化粧水や美容液の成分の浸透も悪くなってしまいます。 「面の皮が厚い」女になりたくなければ、腸からターンオーバーを整えて、巡りのいい肌を保つことが重要です。