『トイ・ストーリー5』のテーマは“おもちゃVS電子機器” コンセプトアートも初公開
2026年6月19日に北米公開される『トイ・ストーリー』シリーズ最新作『トイ・ストーリー5(原題)』のコンセプトアートとロゴが、8月9日(現地時間)にアメリカ・カリフォルニア州アナハイムのホンダ・センターで行われた『D23 2024: The Ultimate Disney Fan Event』の「ディズニー・エンターテインメント・ショーケース」にて初公開された。 【写真】『トイ・ストーリー5』ロゴ ピクサー・アニメーション・スタジオのプレゼンテーションに登場した同社CCOのピート・ドクターは、「『トイ・ストーリー5』は30年前、『トイ・ストーリー』は初めてピクサーの存在を知らしめてくれました。僕たちはまたその世界に戻ることに興奮を感じています。ウッディと仲間たちは、『トイ・ストーリー5』でどんなことをするのでしょう?」と期待を込めて語る。そして、監督・脚本を手がけるアンドリュー・スタントンを紹介。「僕とアンドリューは同じ頃ピクサーに入社し、『トイ・ストーリー』を一緒に作りました。そして僕たちは今も変わらず友達です。アンドリューは『ファインディング・ニモ』、『ファインディング・ドリー』、『ウォーリー』を監督しました。彼は『トイ・ストーリー』のすべての映画で脚本を書いています。彼は天才です。みなさん、アンドリューを歓迎してください」と呼びかけ、大きな歓声が上がる中、スタントンが登壇。 スタントンは「みなさんもおそらくお分かりかと思いますが、『トイ・ストーリー』は僕にとって特別な存在です。これらおもちゃのキャラクターを通じて、僕たちは、忠誠心、友情、所属することなどを学ばせてもらいました。また、彼らは、成長すること、人生をナビゲートしていくことなどについても、独特の視点を与えてくれました。『トイ・ストーリー』はずっと、おもちゃは子供たちのためにあるものだということを語ってきました。ですが、『トイ・ストーリー5』で、おもちゃたちはとても大変な状況に直面することになります。今の子供たちは電子機器に夢中。それらは(昔ながらの)おもちゃには敵いません。考えてみてください。テクノロジーがどこにでもある今の時代、おもちゃには携帯やタブレットなど、強力なライバルがいるのです。そしてもうひとつ。バズ・ライトイヤーのおもちゃのモードのせいで、過去にもいろいろ問題が起きましたよね。この映画はすごく楽しいものになりますよ。完成作を観るのが楽しみです」と話し、50体ものバズ・ライトイヤーが敵になることを示唆する映像がスクリーンに流れた。 なお、『トイ・ストーリー5』は、『あの夏のルカ』のその後を描いた短編映画『アルベルトの手紙』を手がけたマッケンナ・ハリスが共同監督を務めることも決まっている。
宮川翔