「区切りは意識」巨人の24歳エースが初10勝ターンへ意欲 球宴前残り5戦でノルマ4勝
巨人・戸郷翔征投手(24)が18日、球宴前の10勝到達へ意欲を示した。今季12試合に登板して6勝3敗、防御率1・85をマークしている右腕は、交流戦明け初戦となる21日のヤクルト戦(東京D)に先発予定。順調に中6日での登板を重ねていけば、「マイナビオールスターゲーム2024」(7月23日・エスコン、同24日・神宮)までに5試合に登板する見込みで「意識しすぎて毎年ダメですけど、区切りは意識する。通過点の2ケタ(勝利)というのは目標に置きたい」と設定した。 【動画】戸郷翔征&菅野智之がキャッチボール 過去2年は交流戦終了時までに7勝以上を挙げたが、そこから勝ち星を積み上げることができず、前半戦で10勝を挙げたことはない。「オールスターがだいたいシーズンの区切り。そこまでに完投数や勝ち星を増やすことだったり、自分の想像している投球ができれば、後半につながると思う」。残り5試合でノルマを達成することで、最多勝のタイトル獲得などの道も開けてくる。 G球場で行われた投手練習に参加。グリフィンと野球談議に花を咲かせながら、キャッチボールなどで調整した。「すべて勝ちたい。僕が打たれなければ勝てる確率が高いので、そこに集中していく」。熱い意気込みそのままに、エースとしての役割を全うする。(宮内 孝太)
報知新聞社