インフル 全国の感染者数 過去最多 県内減少も 年末年始の休診のせい?
鹿児島放送
全国では季節性インフルエンザの患者数が1999年以降で最多となっています。 県内では前の週から減少していますが、引き続き注意を呼び掛けています。 県内の先月30日から1週間のインフルエンザの報告数は3236人で前の週より5344人少なく、定点当たりの報告数は36.36と前の週の半分以下となりました。 年齢別では10~14歳までが最も多く、保健所別では伊集院・西之表・鹿屋の順に多くなっています。 一方、厚生労働省によりますと先月29日までの1週間で、全国の医療機関から報告された患者数は1医療機関あたり64.39人と現在の方法で統計を取り始めた1999年以降最も多くなりました。 県内の報告数は減っていますが、先月から全域に出されている「インフルエンザ流行発生警報」は定点当たり報告数が基準を超えていることから現在も継続中です。 県は年末年始で医療機関の多くが休診していたことが報告数の減少に影響している可能性があるとしていて、引き続き手洗いや咳エチケットなど基本的な感染対策の徹底を呼び掛けています。