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（ブルームバーグ）： 米航空機・防衛大手のボーイングは16日、新規の人員採用凍結や「多数の従業員」を対象とした一時帰休を含む一連のコスト削減措置を採用すると発表した。

ブライアン・ウェスト最高財務責任者（ＣＦＯ）は従業員に宛てた社内文書で、必要となった措置を説明した。必要不可欠な場合を除いた出張の停止や、航空ショーの予算削減、「サプライヤー支出の大幅削減」などが含まれる。

「われわれのビジネスはこれまでとは異なる段階に入った」とウェスト氏は社内文書で指摘。「今回のストライキは回復を著しく脅かすものであり、当社は現金を保持し、われわれが共有する未来を守るために必要な措置を取ることになった」と述べた。

約３万3000人のボーイング従業員は先週、会社が提示した報酬パッケージを不服とし、ストライキ実施を決めた。ウェスト氏が説明した一連の措置は、ボーイングの経営が追い詰められていることを物語る。信用格付けが投資適格級未満に下げられるリスクがある同社では、航空機の生産が停滞する中で現金の取り崩しが進んでいる。

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ボーイングが導入する措置には、上級幹部も対象としたファーストクラスおよびビジネスクラスでの出張停止や、必要不可欠な人員を除いた契約従業員の解雇、チームイベントの支出凍結も含まれる。

ウェスト氏は先週、アナリストとの会議で信用格付けの維持が同社の鍵を握る重要指標だと指摘した。ボーイングは多額の債務負担を抱え、債務コストが上昇しないよう注意を払っているという。１月５日に起きた７３７ＭＡＸの事故で、同社は生産制での問題を是正する間、生産を削減せざるをえなくなり、経営が危機化している。

原題：Boeing Freezes Hiring, Considers Furloughs After Workers Strike（抜粋）

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