マレーシアの格安航空会社（ＬＣＣ）大手キャピタルＡの長距離部門エアアジアＸは24日、マレーシア事業の2024年４～６月の旅客数が前年同期比42％増の88万265人だったと発表した。祝祭シーズンに伴う需要拡大が伸びにつながった。 　４～６月の供給座席数は、前年同期比30％増の106万2,158席。有償座席利用率（ロードファクター）は83％で、前年同期から７ポイント上昇した。総座席数と輸送距離を掛け合わせた旅客輸送量単位「座席キロ（ＡＳＫ）」は25％増の43億9,500万キロメートル、有償旅客数に輸送距離を掛けた「有償旅客キロ（ＲＰＫ）」は38％増の35億8,900万キロ。６月末時点で保有するエアバス「Ａ330」は18機で、前年同月末から１機増加した。 　運航路線に関しては、４月に中国・西安への運航を再開。北京、成都、杭州、上海と合わせた中国主要路線での存在感を高めた。また、レジャー需要の回復に合わせ、マレーシア・クアラルンプール―インドネシア・バリ便の運航本数も週９便から14便に増やした。 　タイで運航するタイ・エアアジアＸの４～６月の旅客数は前年同期比17％増の36万2,596人、供給座席数は７％増の42万9,364席。ロードファクターは84％で、前年同期の78％から６ポイント上昇した。