姫路城の入場料が4倍に!?外国人観光客向け「二重価格」設定に賛否の声「払う価値がある」「複数回は行けなくなる」
スイス在住の元キャビンアテンダント、ライジンガー真樹氏は「単純に7ドルと聞くと安い」としつつ、「日本ほど価格設定がクリアな国は珍しい。日本人には発展途上国でぼったくりにあうなど、苦い経験を持っている人もいる。いざ自国が二重価格を導入しようとすると、拒否反応を示す人もいる」と分析する。 自身にも忘れがたい経験がある。「京都の料亭の予約を取りたくて電話したが、最初の質問が『海外からの電話ですよね?』で、海外在住者の予約はネットでしか受け付けていないと言われた」。予約サイトを見ると予約金8000円がかかる上に、日本語と英語、中国語で“三重価格”が示されていることがわかったという。 東氏は「我々が負荷をかけて利用する受益者だから、払ってくださいとお願いすればいい」と語る。「相場観まで持ち出す必要はない。メンテナンスにこれだけかかるので、世界がなんと言おうとこれだけ取るのだと言えばいい。高い料金を設定し、(住民税を払う地元市民には)割り引くのは納得感がある。これまでは観光客に甘すぎた」。京都では観光客が1日乗車券で市バスに乗れるため、「どうして納税者の方が高いんだ」との議論もあったとして、「過剰な利用を呼ばないために、将来のオーバーツーリズムの予防策として、『高すぎて行けない』という人が出ないといけない」と自身の考えを述べた。 (『ABEMA的ニュースショー』より)