『フロントミッション サード:リメイク』試遊レビュー。初となるプレイアブル出展で体験できたヴァンツァーの映像美。UIも洗練されて遊びやすく進化【TGS2024】
2024年9月26日~29日に千葉県・幕張メッセで開催されている東京ゲームショウ2024(TGS2024、26日、27日はビジネスデイ)。 【記事の画像(5枚)を見る】 レイニーフロッグブースでは、Nintendo Switch用ソフト『フロントミッション サード:リメイク』初のプレイアプル出展がされており、ここではその試遊版のレビューをお届けする。果たして『フロントミッション サード』は、どのような進化を遂げているのか。 美しさと視認性のよさを兼ね備えたビジュアルでドラマの深みが増す 『フロントミッション』シリーズは、人型機動兵器ヴァンツァーを操作してゲームを進行していくシミュレーションRPG。1995年にスーパーファミコンで1作目が発売されたのを皮切りに、さまざまなハードで続編や派生作品がリリースされてきた人気作だ。 1作目が発売された4年後の1999年、“さらに深く、速く、リアルに。完成された第三のドラマ”というキャッチコピーのもと、プレイステーションで発売されたのが『フロントミッション サード』。前2作からさらにグラフィックが強化されたほか、“エマ編”、“アリサ編”と呼ばれるダブルフィーチャーシナリオが採用されている。別の勢力・視点での物語を楽しめるようになり、そのボリューム感も話題となった。 さて、オリジナル版から25年の時を経て、今回『フロントミッション サード:リメイク』の試遊を体験する機会を得たわけだが、やはり印象的だったのは映像美だ。 試遊を開始してすぐに流れてきたのは、Nintendo Switchで美しく蘇ったムービーシーン。ヴァンツァーの重厚感や機体から放たれる鈍いツヤ、銃撃によって鮮やかに燃え上がる炎、排気の熱風の演出など臨場感たっぷりな演出に引き込まれる。日ごろ最新ハードでプレイしている身としても十分な迫力を感じられた。 UIが進化して移動範囲と攻撃範囲がわかりやすい 試遊ではショットガンや日西90MFを使った遠距離攻撃のほか、ナックルでの格闘戦も体験し、敵に弾薬がバラバラと当たって損傷する様子やアームから放たれる攻撃がヒットする際の重さを堪能することができた。 なお、本作のキャラクターのグラフィックも高解像度化されており、美しくなった背景とうまくマッチしていた。 そのほか、スクエア(マス目)に表示される移動範囲と攻撃範囲、戦闘後のリザルト画面、UIまわりが洗練されていただけでなく、視認のしやすさにも重きが置かれて制作されている点も心に残った。シンプルに、より遊びやすくなっている。 それでもまだまだ本作は開発中で、ここからさらに洗練されていくようだ。気になる方は、『フロントミッション ザ・ファースト:リメイク』、『フロントミッション セカンド:リメイク』をプレイして、前2作がどのようにリメイクされたのかをチェックしてみよう。 なお、『フロントミッション サード:リメイク』を試遊すると特製ステッカーがもらえる。オリジナル版のファンはもちろん、気になっているプレイヤーはレイニーフロッグブースに足を運び、生まれ変わった『フロントミッション サード』をいち早く体験してほしい。