陸自那覇駐屯地 2000人以上に尿検査 隊員の大麻所持容疑の逮捕受け実施
陸上自衛隊那覇駐屯地所属の自衛官が大麻取締法違反の疑いで県警に逮捕された事件を受け、同駐屯地所属の全隊員2千人以上を対象にした尿検査が実施されていたことが6日までに分かった。陽性反応が出た隊員はいなかったという。 【写真】アパートで営利目的で栽培されていた大麻草310株 同駐屯地によると、10月上旬、医務室が中心となって検査が連日にわたって行われた。幹部自衛官なども例外なく実施したという。 同駐屯地の大麻事犯を巡っては、名護市内で9月、財布の中に大麻約0・85グラムを所持していたとして大麻取締法違反(所持)の疑いで1等陸士の男(20)が逮捕され、同罪で起訴された。 その後、1等陸士の男に同駐屯地内の喫煙所で乾燥大麻を8千円で譲り渡したとして、自衛官の当時特定少年(19)が大麻取締法違反(譲渡)の疑いで逮捕され、同罪で起訴された。 県警は特定少年の隊舎を捜索した際に少量の乾燥大麻が見つかったとして、2日には同法違反(所持)の疑いで那覇地検名護支部に追送致した。「駐屯地内で使用した」などと容疑を認めているという。