大阪・通天閣 45歳新社長が語る「仕掛け」を続ける理由
「通天閣がこのままで終わっていいのか」
跳ね出し展望台やシースルーなどは、東京タワーやスカイツリーの仕掛けを参考にし、実行にとりつけたという高井さん。こうした仕掛けには「通天閣がこのままで終わっていいのか」という強い思いがあるという。 これ以外にも、通天閣の時計のLED化や和風庭園の設置。入場口に行列ができる部分には、100台以上のガチャガチャを設置し、それがひそかな人気スポットなるなどぬけめない。 「やはり他では体験できない、通天閣だからこそできるという施設づくりを続けていきたいです。『これは通天閣にないなあ』というものがあれば、もっと仕掛けていきますし」と高井さん。時代も令和となり、通天閣からの情報発信を心がけ、ますます攻めたPRを実行していきたいそうだ。
「大阪を盛りあげていきたいなと人一倍思っています」
そして「大阪のシンボルということで、いろんな番組や媒体出して頂いたり、観光客の方にも来て頂いてます。通天閣も大阪のシンボルタワーと言われつづけていくゆえに、みなさんの声援を糧に、令和という新しい年、大阪を盛りあげていきたいなと人一倍思っています」と力強く語った。 新世界生まれ、45歳の若い社長は、これからどのような「仕掛け」で大阪を盛りあげていくのか。2020年も通天閣・新世界から様々な発信がされそうだ。