「3億円かけたのに…約束違う!」タワマン再開発に反対デモ
地元の人達に古くから親しまれている東京板橋区の有名商店街で、あるデモ活動が起こっている。 【映像】商店街の真ん中に都市計画道路が! 周辺にタワマン4棟(開発イメージ) 「アーケードはこれからも必要だ!」(デモ行進する住民) 6月9日、再開発の反対デモが行われた東京都板橋区のハッピーロード大山商店街。およそ130人の地元住民や店主が参加した。その理由は、4月から始まった再開発に伴うアーケードの解体である。 商店街の真ん中を通過する都市計画道路の建設が進められ、その周りにはタワーマンション4棟などが建つ見込みだ。 デモに参加したスーパーの経営者は、2020年、店舗ビルの所有者である商店街振興組合の許可を得て、店舗を大規模改装。しかしその4カ月後、組合から「再開発計画」について告げられた。 「(再開発は)まだ5年も10年も先だという説明なので、じゃあ店舗改装してよろしいですかと(振興組合に)計画書を全部出して『結構です』と」(コモディイイダ・飯田武男社長) 改装工事にかけた費用は、およそ3億円にのぼるという。 「2023年の12月には強制退去してくれと。そんな馬鹿な話ないでしょうと、約束が全く違うじゃないですかと」(飯田社長) 再開発に反対する飯田さんは、整備を進める中で、用地の取得率は現状51%と半分程度であることに加え、再開発の終了時期も不透明だと訴える。 「5年先か10年先か。それも答えてくれない。目処がついてないのに壊すのはおかしい」(飯田社長) 利用者たちはどう感じているのか。 「このアーケードなくなっちゃうのは、ちょっと寂しい。(アーケードが)空いていると、雨の日とか嫌だな」(反対派 50代女性) 「(再開発に)賛成だ。もう時代の流れ、昭和はもうそろそろ皆さん諦めて、新しい時代に乗ったほうがいい」(賛成派 70代男性) アーケードの解体について、ハッピーロード大山商店街振興組合は以下のように説明している。 「アーケードは、商店街振興組合の私有財産であり、商店街振興組合員には当然説明会を実施し、さらに総会で議決を行い、解体に取り組んでいる」 ※これはテレビ朝日「グッド!モーニング」で放送した内容をABEMA TIMES編集部で記事化したものです。
ABEMA TIMES編集部