50代ですが、失業が心配です。再就職に備えて、何か資格を取っておくべきでしょうか?
50代で失業した場合「再就職先がスムーズに決まる自信がない」「収入が途絶えるのは困る」など、不安は大きいでしょう。そこで、失業のリスクに備えて何らかの資格を取っておくことは決して悪いことではありません。 失業した際の再就職に備えるだけでなく、現在よりも高い収入を得られる、長期的に働ける仕事を見つけられるチャンスにつながるかもしれないからです。 本記事では、50代が再就職に備えて資格を取るメリット、50代におすすめの資格を紹介します。資格を取ることの重要性を把握していない、どんな資格を取ればよいか分からないという人は、ぜひ参考にしてみてください。
50代が再就職に備えて資格を取るメリット
50代に限らず、再就職に備えて資格を取ることには、以下のようなメリットがあります。 ・定年のない仕事に就ける ・収入アップにつながる ・独立や開業を視野に入れられる 再就職を有利にするために、資格を絶対に取らなければいけないわけではありません。しかし、資格があれば収入を増やすことや長期的に働けることも期待できるため、ぜひ前向きにチャレンジしてみるとよいでしょう。 ◆定年のない仕事に就ける 資格を取得することで、定年のない仕事に就ける可能性が高いです。特に仕業に該当する資格を取れば、企業への再就職だけでなくフリーランスとしての活動も視野に入れられます。 フリーランスとは、企業や組織には属さず自分のスキルを生かし、自由に業務委託契約を締結して仕事を請け負う働き方です。個人で事業を営むため、定年制度がなく年齢に縛られなれることなく働けます。業務委託する企業や個人も年齢以上に実績を重視する傾向なので、長期的に仕事を受注できるケースも有り得るでしょう。 ◆収入アップにつながる 再就職先が資格手当の支給を行っていれば、取得するだけで収入アップを期待できるでしょう。また、資格を強みにして給与水準の高い企業や業界への転職を成功させる可能性も高まります。 資格の中には、その資格を持っていないと行えない業務が存在します。例えば弁護士や司法書士、公認会計士、税理士、行政書士、宅建士といった仕業は、独占業務とも呼ばれており、資格の取得が絶対条件で労働市場での価値も高いです。 ◆独立や開業を視野に入れられる 資格を取得して、ある程度の実務経験を積んだ後に独立や開業も視野に入れられます。企業で働く以上は雇用主が収入を設定しますが、独立や開業をすれば収入を決めるのは自分です。努力を重ねるだけでなく、ビジネスセンスにも優れていれば、良好な業績を築いて収入は無制限に上がっていくでしょう。 ただし、独立や開業をする際にはお金がかかります。融資を受けるにしても会社員と比べたら社会的信用が低くなる可能性が高く、審査に通らないケースも想定しなければなりません。独立や開業によってまとまったお金が必要な場合は、会社員のうちから用意しておくとスムーズです。