勝利願い一丸に 592人で人文字 /京都
<第91回選抜高校野球大会> センバツ出場を決めた福知山成美(福知山市堀)のグラウンドに学校の名を記した人文字が浮かび上がった。甲子園で名をはせることを願い、生徒たちが心を一つにして作り上げた文字を、毎日新聞社が空から撮影した。 空撮があった15日の福知山市の最高気温は9・7度。社のヘリコプターが飛来した午後2時40分過ぎ、野球部員を含む同校の1、2年生592人が一斉にパネルを掲げると、同校のシンボルカラーのロイヤルブルーと赤で彩った「福知山 SEIBI」の文字が表れた。 演出を指揮した池田りか教諭(23)は「人文字は一人一人が『僕たちも頑張って応援するぞ』という気持ちを示した証し」と、生徒たちの思いを代弁。野球部の岡田健吾主将(2年)は「期待はもちろん感じている。全力で戦い勝ち抜く」と誓った。【佐藤孝治】 〔丹波・丹後版〕