ごみ分別ポスターにイラン最高指導者ら、非難受け撤去 南仏
【AFP=時事】南仏の都市ベジエは9日、イランの最高指導者アリ・ハメネイ師とロシアのウラジーミル・プーチン大統領、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記の顔写真を使ってごみの分別を呼びかけるポスターを撤去した。ポスターをめぐってはイラン政府が「侮辱的」と非難していた。 【写真】反イスラム投稿の10代少女にネットで殺害予告、13人の初公判 仏 「ゴミの分別を忘れないで」と書かれたこのポスターは、市内を走るバスの車体に掲示されていた。 国営イラン通信(IRNA)によると、イラン外務省がこのポスターを「攻撃的」だと強く非難した。 ベジエの極右市長ロベール・メナール氏は、ポスターは冗談で作られたものだと主張する一方、「予防措置」として撤去を命じた。 AFPに対し、「非常に真剣に受け止めている。例えば、バスの運転士に少しでも問題が起きるのは避けたい」と語った。 それでもメナール氏はポスターを擁護し、その挑発的なメッセージによって廃棄物処理が「実際に直面している問題」への注目が集まったとコメント。 「これまでに多くの啓発活動を行ってきたが、何も達成できなかった。誰も見向きもしなかった。今回は少なくとも皆に認知された」と語った。【翻訳編集】 AFPBB News