ソフトバンク「王貞治デー」で連敗止めた 過去8度頂点の交流戦初戦で巨人を3安打零封 両リーグ最速の30勝
◆日本生命セ・パ交流戦 巨人0―2ソフトバンク(28日、東京ドーム) 過去8度頂点に立っている得意の交流戦でソフトバンクが連敗を3で止めた。両チーム無得点のまま迎えた5回。先頭で打席に入った栗原陵矢が1ストライクから山﨑伊織の投じた真っすぐを捉え、打球を右翼席へたたきこんだ。 ■感動の再会…元ソフトバンク戦士が古巣仲間とハグ【写真】 先発の有原は過去2戦2勝でと巨人に好相性。この日も5回まで無失点。1点リードの6回には1死二、三塁から吉川尚輝を二ゴロに仕留め、岡本和真の四球後、2死満塁から坂本勇人をフォークで右飛に打ち取った。 1点差との7回には1死から代打の柳町達が今季初打席で左前打を放つと、その後1死満塁から柳田悠岐の遊ゴロの間に1点を奪いリードを2点に広げた。 この日は巨人でNPB歴代最多の通算868本塁打を放ち、ソフトバンク(ダイエー)の監督を歴任した王貞治さん(84)=ソフトバンク球団会長=をたたえる「王貞治デー」として開催。9回はオスナが先頭の岡本を四球で出したが、後続を抑え、王会長の目の前で3安打ゼロ封リレーを演じた。ソフトバンクは両リーグ最速の30勝。
西日本新聞社