見取り図リリー「僕らもまだまだ中途半端」、大阪のアートイベントに登場 思い明かす
気軽にアートを楽しむイベント『OSAKA ART MARKET 2024』が「グランフロント大阪」(大阪市北区)にて開催された。10月27日におこなわれたトークイベントで、お笑いコンビの見取り図・リリーがアートとお笑いの共通点について語った。 【写真】トークショー中、真剣な眼差しのリリー 大阪府・大阪市などが主催する同イベント。アーティストに向けて活躍の場を提供するとともに、気軽にアートに親しむきっかけづくりもおこなう。吹き抜けの広々とした空間には、大阪で活躍する現代美術アーティストを中心に、芸人アーティストも含む総勢50名の作品が並んだ。 中央に設けられた特設ステージでは、トークイベントなども。美術の教員免許を持ち美術鑑賞が趣味ということで、「アート大好き芸人」として登壇したリリー。大阪在住のアーティスト・井口舞子、山田HOWと「アートの見方」をテーマに対談をおこない、2人の制作過程について熱心に耳を傾けつつ、「ネタ作りと一緒ですね」と感心していた。 また、幼い頃から絵を描くことに没頭していたといい、「お酒なんかを飲みながら絵を描くこともある。瞑想みたいな感じ。誰に見せるわけでもないけど、自分へのアートというか」とアートとの向き合い方を明かした。 直後におこなわれた囲み取材に応じたリリーは、「アートもお笑いも、答えは人それぞれじゃないですか。面白いと思うものも違うし、美しいと思うものも違うし。その追求を人生でしていくって、幸せであり大変なことだと思うんです。だから僕はアーティストの人を尊敬しますね」とコメント。 さらに、「どちらの世界も、注目されるのはほんの一握りで。僕らもまだまだ中途半端なんですけど・・・。ここに出展できないアーティストの人たちもいるわけで、ホント気持ちがわかるから全員に頑張ってほしいです」と熱く語り、「好きなことが仕事になるって幸せ。ゆくゆくは個展とかしてみたいです」と意気込んだ。 取材・文/つちだ四郎