平野紫耀は選んだ道を自ら正解にしてきた 立て続けのCM出演でも伝えたメッセージ
立て続けに入ってきたニュースに、嬉しくなった人も多かったのではないだろうか。2月に入ってから、平野紫耀が2本のCMに出演を果たしている。 【画像】先月27歳の誕生日を迎えた平野紫耀、ウクレレを弾く まずは、2月10日より放送されているサントリージン「翠(SUI)」の新テレビCM。平野にとっては、TOBE所属後初のCM出演となった。 CM内で、平野は東京03の角田晃広と共演。30秒版のCMでは、居酒屋で「翠ジンソーダ」を注文した角田が「まるで清流」と感想を述べると、続いて口にした平野は「いと清々し。」と一言。すかさず角田が「それ、俺も使っていい?」と話しかけるなど、ふたりの軽妙なやり取りが見どころとなっている。オンエアに先行して、商品で顔を半分隠した巨大広告が渋谷に展開されたことでも話題となった。 同じく2月10日に発表されたのが、デジタルハリウッド大学のCM「みんなを生きるな。自分を生きよう。2024」篇への出演だ。すでにWebにて30秒版のCMが公開されており、16日夜には一夜限定で60秒版のテレビCMが放送される。 CM内で平野は、後輩の相談に乗る先輩役として出演。将来について悩む後輩に対し、「本気で夢を追うって、簡単じゃないんだってマジで」と現実の厳しさを伝えつつ、「でも、その夢を実現できたら、きっと『最高だ!』って思えるんだよ」と、夢を追うことの素晴らしさを語る。そして、最終的には「自分の道は、自分で選ぶしかないでしょ!」と、後輩にエールを送る内容となっている。
平野紫耀が大事にしてきた「失敗してもいい」という姿勢
ふたつのCMを観て感じたのは、新しい道を歩み出した平野自身とどちらも重なる部分があること。「翠(SUI)」でいえば、“新・清々しい人”というキャッチコピー、「翠ジンソーダ」の爽やかなイメージが、リスタートを切った今の彼自身によく似合っている。そして、デジタルハリウッド大学の「みんなを生きるな。自分を生きよう。」というコンセプトメッセージは、自分の夢を追い続ける平野の生き方そのものを表しているように思う。CM内で語られる言葉の数々は、あくまでセリフなのだとしても、彼が本当に自身の経験をもとに語っているような説得力があるのだ。 YouTubeで公開されている『デジタルハリウッド大学「みんなを生きるな。自分を生きよう。2024」篇』のインタビュー映像で、平野は人生の選択に悩む人へのメッセージとして、「本当にやりたいことなのであれば、これで失敗してもいいと思えるはずなんですよ」と答えている。「失敗してもいい」は、自身が表紙を飾った『ELLE Japon』の2023年11月号 特別版(ハースト婦人画報社)でのインタビューや、Number_i結成発表時の生配信などでも繰り返し口にしてきたフレーズだ。 普通なら、できるだけ失敗したくないと考えてしまうのが人間だろう。挑戦してみたいことがあっても、失敗するのが怖くて現状維持を貫いたり、周りと同じ安全そうな道を選んでしまったりする。しかし、待っているだけでは夢は叶わない。叶えるためには、少しずつでも行動することが大事なのだと、おそらく平野は知っている。たった一回の打席でホームランを打とうとしたら、緊張しすぎて打席に立つのすら怖くなるのと同じこと。何度空振りしても諦めずに打席に立ち続ければ、そのうちヒットを打つコツもわかってくるし、いつかホームランだって狙える日がやってくるだろう。そういうことなのだと思う。そして、結果がどうであれ、挑戦している姿自体に勇気をもらえる人もいる。 昨年、TOBEで再出発した平野もまた、夢を追い続けている最中なのだろう。そこには、彼が以前から語ってきた“海外での活動”も含まれているのだと思う。CM内でのセリフどおり、本気で夢を追うことは簡単ではない。結果がすぐ出るわけではないし、周りから反対されることも、好き勝手言われることもある。それでも一歩踏み出して、挑戦し続ける勇気。平野の姿を見ていると、自分も背中を押された気分になる。 「その選択が正しいかなんて、今の時点じゃ誰にもわかんないし」――そうだとするならば、選んだ道を自ら正解にすればいい。迷ったら、いつか自分が「最高だ!」と思えるほうへ。
かなざわまゆ